世界大百科事典(旧版)内の職務上の秘密の言及
【官僚】より
…官僚の支配とは知識による支配であるとされるゆえんである。しかも,多くの場合,この知識は〈職務上の秘密〉として官僚の占有物とされ,その優位をいっそう高める方向に作用する。M.ウェーバーも指摘しているように,〈職務上の秘密〉という観念は官僚の発明にかかるもので,軍事,外交など事柄の性質上それが許される領域以外ではとうてい受けいれがたいこの態度ほど,官僚によって熱心に擁護されるものはないのである。…
※「職務上の秘密」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」