肥後琵琶(読み)ひごびわ

世界大百科事典(旧版)内の肥後琵琶の言及

【琵琶】より

…その担い手たちは座興として語り物琵琶,歌謡琵琶も行い,その伝統は門付芸(かどづけげい)の〈滑稽琵琶〉ないし〈座頭琵琶〉につながっている。こうした盲僧琵琶の音楽的活動は筑前盲僧と薩摩盲僧に大別されてわずかに現存し,その傍系の山口県や熊本県の小型の笹琵琶を使う肥後琵琶はほとんど絶えた。(3)薩摩琵琶 このように盲僧琵琶はすでに世俗化の傾向を示したが,別の世俗的な琵琶楽を近世に生み出すきっかけをも提供した。…

※「肥後琵琶」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android