世界大百科事典(旧版)内の肩挑の徒の言及
【行商】より
…前者は店舗商人であり,後者は各地をまたにかけて活動する商人をいう。一般的にいって,客商は坐賈にくらべてはるかに巨額の資本をもち,多数の従業員を使い,舟車に商品をつんで商売を行ったが,これとは別に〈負販の小売〉とか〈肩挑(けんちよう)の徒〉とよばれた行商人がいた。古くから存在したのは確実であるが,宋代以後,都市の発達とともに,そこに集まった貧民の生業として普及した。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」