育児行動(読み)いくじこうどう

世界大百科事典(旧版)内の育児行動の言及

【育児】より

…子どもは7歳くらいになると,子供組などに加入し,集団生活の中でしつけや教育を受けていくことになる。【大藤 ゆき】
〔動物の育児〕
動物の育児は,子孫を確実に残すことを目的とするものであるから,一般に産児数の少ない動物ほど育児行動がよく発達している。 大部分の昆虫は卵を産みっぱなしにするが,ほとんどの場合,孵化(ふか)した幼虫の食物となるものの上に産卵する。…

【行動】より

…これは雄が雌に食物(儀式化して単なる形式になっている場合も多い)を与えるもので,アジサシなどの鳥類,オドリバエなどの昆虫にその典型的な例がみられる。
[育児行動paternal care]
 子を産んでから,子が独立して生活できるようになるまでに親が示す行動のすべてをいい,鳥類の抱卵,抱雛(ほうすう)なども含まれる。当然のことながら,未熟な状態で子を産み落とす種ほど,育児行動はよく発達している。…

※「育児行動」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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