肺呼吸型循環系(読み)はいこきゅうがたじゅんかんけい

世界大百科事典(旧版)内の肺呼吸型循環系の言及

【血管系】より

…両生類では心房中隔のみ,爬虫類ではさらに心室中隔が形成されるが不完全で,鳥類や哺乳類など酸素消費量の大きい恒温動物で初めて左右心の完全分離が実現する(図6)。このような肺呼吸型循環系は,えら呼吸型循環系に肺の毛細血管網とそれに続く専用のポンプ一式が別に直列に追加接続された状態とみることができる。ここでは1回の循環で2回,体組織と肺胞表面の毛細血管を血液が流れることになる。…

※「肺呼吸型循環系」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android