世界大百科事典(旧版)内の胃内消化の言及
【消化】より
…α‐アミラーゼはα‐1,6グルコシド結合には作用しないため,アミロペクチンの場合はグルコースがα‐1,6グルコシド結合で2分子結合したイソマルトースが数%産生される。唾液腺アミラーゼの至適pHは6~7であり,胃の上部に食物と唾液の混和したものが停留している間,消化は進行する(これを胃内消化という)が,胃酸と混和するとその活性は失われる。食物が胃から十二指腸に送られると,膵臓から分泌されるα‐アミラーゼ(アミロプシン)により再び消化は進行する。…
※「胃内消化」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」