胃相(読み)いそう

世界大百科事典(旧版)内の胃相の言及

【胃】より

…内因子が欠如すると,ビタミンB12の吸収障害が生じ,悪性貧血の原因となる。(3)胃酸分泌の生理 胃酸分泌の機序には,脳相,胃相,腸相がある。 脳相(頭相ともいう)とは,舌,口腔,鼻腔の受容体から,味やにおいや咀嚼,嚥下(えんげ)などの刺激によって,迷走神経を通して胃酸分泌が刺激される段階のことである。…

【胃液】より

…胃液の分泌は,自律神経系による神経性調節と,消化管ホルモンによる体液性調節を受けている。胃液は食物摂取の際に多量に分泌されるが,胃液の分泌は脳相(頭相ともいう),胃相,腸相に分けられる。脳相は,視覚,味覚,嗅覚(きゆうかく)によって反射的に起こる胃液の分泌であり,迷走神経(副交感神経)が刺激されて起こる。…

※「胃相」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」