六訂版 家庭医学大全科 「胎便吸引症候群」の解説
胎便吸引症候群
たいべんきゅういんしょうこうぐん
Meconium aspiration syndrome
(子どもの病気)
どんな病気か
胎便を肺に吸い込むことで気管支が閉塞され、呼吸障害を起こす病気です。
原因は何か
子宮内で胎児が仮死に陥ると、腸の
症状の現れ方
出生直後から呼吸が速い、陥没呼吸(息を吸い込む時に助骨の間や胸骨の下がへこむ呼吸)、
治療の方法
呼吸障害の程度が軽ければ酸素投与だけでよくなることもありますが、肺に管を入れて、気管の洗浄や、人工呼吸器による呼吸管理を必要とすることもあります。肺炎に対しては抗生剤を使用します。気胸を合併しやすく、
また、
佐藤 尚
出典 法研「六訂版 家庭医学大全科」六訂版 家庭医学大全科について 情報