胎児・胎盤循環(読み)たいじたいばんじゅんかん

世界大百科事典(旧版)内の胎児・胎盤循環の言及

【胎児】より

…すなわち,胎児から発した2本の臍動脈は胎児の静脈血を胎盤に運び,胎盤の中の絨毛(じゆうもう)膜を通して炭酸ガスや老廃物を母体の血液へ移し,酸素や発育に必要な栄養物を母体血から取り入れて,また胎児へ1本の臍静脈を通じて戻ってくる。これが胎児・胎盤循環feto‐placental circulationであり,胎児は胎盤が腎臓や肝臓のような働きをしているので,自分の臓器が未熟でも発育していける。羊水,卵膜,胎盤,臍帯は胎児に付属しているものという意味で胎児付属物fetal appendageという(図)。…

※「胎児・胎盤循環」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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