胎蔵四仏(読み)たいぞうしぶつ

世界大百科事典(旧版)内の胎蔵四仏の言及

【両界曼荼羅】より


[胎蔵界曼荼羅]
 まず目につくのが,中央に開花する八葉蓮華である。中心には白蓮上に定印を結ぶ胎蔵界の大日如来が座し,それをめぐって八葉上には,上部から右回りに胎蔵四仏,すなわち宝幢(ほうどう)(東に位置し,与願印を結ぶ),開敷華王(かいふげおう)(南,施無畏印),無量寿(むりようじゆ)(西,禅定印),天鼓雷音(てんくらいおん)(北,降魔印)の四如来を配し,この四仏の中間に東南より四菩薩(普賢,文殊,観音,弥勒(みろく))が座す。この八葉蓮華を五色の界線で囲む中核の区域が中台八葉(ちゆうだいはちよう)院である。…

※「胎蔵四仏」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

お手玉

世界各地で古くから行われている遊戯の一つ。日本では,小豆,米,じゅず玉などを小袋に詰め,5~7個の袋を組として,これらを連続して空中に投げ上げ,落さないように両手または片手で取りさばき,投げ玉の数や継...

お手玉の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android