胡麻の油と百姓は絞れば絞るほど出るもの(読み)ごまのあぶらとひゃくしょうはしぼればしぼるほどでるもの

世界大百科事典(旧版)内の胡麻の油と百姓は絞れば絞るほど出るものの言及

【神尾春央】より

…44年(延享1)みずから畿内・中国筋を巡察し,有毛検見(ありげけみ)取法と田方木綿・雑事勝手作法を施行して年貢を増徴した。そのさい神尾は,ふらちな者は5000人,7000人でも死罪以下の重罪に処すと,あらかじめ百姓の抵抗をくじき,ついで〈法は人間よりも重く,法の次は人,穀類抔(など)よりは人間は大切,其大切よりも法は重く候〉と,権力の発現たる法を人間に優先させ,〈胡麻の油と百姓は絞れば絞るほど出るもの〉という,徹底した増徴主義の論理を告げた。また運上・冥加銀の新設,隠田の摘発,自普請への切替えを推進した。…

※「胡麻の油と百姓は絞れば絞るほど出るもの」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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