世界大百科事典(旧版)内の脾洞の言及
【脾臓】より
…赤色髄は海綿状の構造をした血管組織で,煉瓦色に見えるのは血液が充満しているためである。赤色髄の中で,1層に並んだ細長い内皮細胞でかこまれた袋状の腔を脾洞といい,その周辺で赤血球が充満した網状組織を髄索(別名ビルロート索)という。大部分の血液は髄索から脾洞へ流れこみ,静脈血となって脾柱静脈,脾静脈を経て門脈へ流れるが,一部の血液は中心動脈から直接脾洞へ入る。…
※「脾洞」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」