《腰抜け千両役者》(読み)こしぬけせんりょうやくしゃ

世界大百科事典(旧版)内の《腰抜け千両役者》の言及

【人生は四十二から】より

…フランク・キャプラとならぶギャグマン出身のレオ・マッケリー監督の人間味あふれる喜劇で,R.スクラーはこの作品を1930年代半ばから40年代初頭にかけて大流行したハリウッドの〈スクリューボール・コメディ〉(階級区分や男女の立場が逆転するクレージーなロマンティック・コメディ)の流れの中に位置づけている。原作はサイレント時代に2度映画化されたことのある(《活躍の天地》1918および《男子改造》1923)H.L.ウィルソンの小説(1915)で,その後もボブ・ホープ主演の喜劇《腰抜け千両役者》(1950)としてリメークされている。イギリス貴族社会の階級制度の中で骨の髄まで召使根性がしみこんだ42歳になる男(チャールズ・ロートン)が,ポーカーのかけに負けた主人の手からアメリカ西部の牧場主の手に渡り,かっての違う自由と独立の国の空気にとまどいながら,やがて一人立ちしてレストランを開くに至るまでの〈アメリカの夢〉を笑いと涙で包んで描く。…

※「《腰抜け千両役者》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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