《臣民の道解説大成》(読み)しんみんのみちかいせつたいせい

世界大百科事典(旧版)内の《臣民の道解説大成》の言及

【私】より

…したがって,〈私に背き公に向うは,是れ臣の道なり〉(聖徳太子《十七条憲法》)以来,公と私の対立は,その実質において上下の対立だったのであり,公は君主の利害を意味し,私は臣民の実質的利害を意味していた。そして,〈己を滅した真の奉仕,この奉公の生活以外に,私生活と称すべきものは存しない〉(《臣民の道解説大成》1942)に象徴されるように,滅私奉公は日本人の意識の一つの基軸となってきた。 しかし,第2次世界大戦における日本の敗戦は,このような公と私の伝統的関係を大きく揺るがした。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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