知恵蔵mini 「臨時情報」の解説 臨時情報 南海トラフ地震につながる恐れのある異常現象が発生した場合などに気象庁が発表する情報の略称。正式名称は「南海トラフ地震に関連する情報(臨時)」。予知を前提としてきた東海地震対策を見直し、2017年11月、大規模地震対策特別措置法の「警戒宣言」に代わって導入された。震源域の半分でマグニチュード8級の地震が起きたり、震源域やその周辺でマグニチュード7級の地震やプレート境界でのすべり現象が観測されたりした場合に、地震の専門家による評価検討会が、平常時より大規模地震発生の可能性が高まったと判断すると、観測から最短2時間で発表される。情報発表時に住民や自治体が取るべき防災対応については、18年に政府の中央防災会議がまとめた最終案をもとに、19年度中にもガイドラインが策定される予定となっている。 (2018-12-18) 出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報 Sponserd by