南海トラフ地震臨時情報(読み)ナンカイトラフジシンリンジジョウホウ

デジタル大辞泉 「南海トラフ地震臨時情報」の意味・読み・例文・類語

なんかいトラフじしん‐りんじじょうほう〔ナンカイ‐ヂシンリンジジヤウホウ〕【南海トラフ地震臨時情報】

南海トラフ地震の想定震源域において、異常な現象が観測されたときや地震発生可能性が相対的に高まっていると評価された場合などに、気象庁から発表される情報。臨時情報。
[補説]異常な現象と南海トラフ地震との関連性の調査の開始または継続を示す「調査中」、想定震源域内のプレート境界においてモーメントマグニチュード8.0以上の地震が発生したと評価した「巨大地震警戒」、監視領域内のプレート境界においてモーメントマグニチュード7.0以上8.0未満の地震が発生、または想定震源域内で通常と異なるスロースリップが発生した場合の「巨大地震注意」、調査によって巨大地震警戒および巨大地震注意のいずれにも当てはまらないと判断した「調査終了」の四つのキーワードを付記して発表される。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

共同通信ニュース用語解説 「南海トラフ地震臨時情報」の解説

南海トラフ地震臨時情報

南海トラフ沿いで、巨大地震発生の可能性が平時に比べて相対的に高まった場合などに気象庁が発表する。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震などを観測すると、有識者による臨時の評価検討会が開かれ、詳細を精査。M8以上の地震が起き、後発地震の可能性が高まったと評価されると危険度が高い「巨大地震警戒」が発表され、一部の沿岸住民らに事前避難を求める。M7以上、M8未満と評価された場合は「巨大地震注意」が出る。

更新日:

出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む