世界大百科事典(旧版)内の自家大伏在静脈の言及
【血管移植】より
…一方,後者はバイパス血管移植と呼ばれ,多少範囲の広い瀰漫(びまん)性の動脈閉塞に対して行われる。代用血管としては,鎖骨下動脈あるいは腸骨動脈程度までのところでは合成代用血管(人工血管)が,それより末梢で体の運動により移植部位が屈曲するようなところには自家大伏在静脈が用いられている。人工血管はそのまま移植すると編目から相当量の出血があるので,これを防止するために,人工血管をゼラチン処理したり,編目のない不織布の人工血管が用いられている。…
※「自家大伏在静脈」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」