自己愛神経症(読み)じこあいしんけいしょう

世界大百科事典(旧版)内の自己愛神経症の言及

【精神分析】より

…ここでは一定量のエネルギーの移動と増減が前提とされており,自我はエネルギーの過度の蓄積に耐えられずに対象へと向かう。しかし原因不明の過程によって対象リビドーが無理に自我の中へと撤収され,リビドーの可動性が失われてしまうと自己愛神経症narcissistic neurosis(心気症や精神分裂病)に陥る。このように精神現象の説明に量的観点をもちこむことはフロイト理論の一特徴である。…

※「自己愛神経症」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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