世界大百科事典(旧版)内の自性清浄心の言及
【如来蔵説】より
…なお,この説はものの考え方において,ベーダーンタ学派に近いものがあるとみる学者もいる。 〈如来蔵説〉とは,すべての人々に,如来すなわち仏となりうる可能性があるという主張で,人々が本来もっている〈自性清浄心(じしようしようじようしん)〉に悟りの可能性を見いだして,これを〈如来蔵〉あるいは〈仏性(ぶつしよう)〉と呼ぶ。〈如来蔵〉の原語は,サンスクリットでタターガタ・ガルバtathāgata‐garbhaであり,〈如来の胎児〉を原意とする。…
※「自性清浄心」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」