化学辞典 第2版 「自然発火温度」の解説
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
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…メタン,プロパン,ガソリンなどの可燃性の気体と空気の混合系を高温で加熱すると短時間で発火するのは前者の例,石炭,原綿,木粉,魚粉などのような可燃性の粉体を空気中に多量に堆積したり,ニトロセルロースや高度さらし粉のような熱に不安定な酸素含有物質を常温付近で貯蔵したとき,長期間経た後に発火が起こるのは後者の例である。しばしば前者のように短時間内に自然発火の起こる加熱温度は自然発火温度または単に発火温度と呼ばれ,これは可燃性物質の発火性の指標に使われる。しかしこの値は,物質の特性だけでなく,放熱条件によっても変わるので,厳密な意味での物質定数とはいえない。…
…しかし,実際の発火現象は反応と熱の組み合わさったものであるから,このような区別は便宜的なものにすぎない。なお,自然発火の起こる最低の温度はしばしば発火温度(自然発火温度)と呼ばれるが,この値は加熱条件によって変わるので物質固有の定数とはいえない。 もう一つの発火形式である口火による発火(引火)は,可燃性の混合気が口火によってエネルギーの供給を受け,その付近で局部的に自然発火を起こす現象である。…
※「自然発火温度」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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