世界大百科事典(旧版)内の自然通気の言及
【坑内通気】より
…対偶式では,入気坑口と排気坑口とを離して設けるので,気流は入気坑道→切羽→排気坑道と一方向に進むので気流の短絡する危険が少ない。通気を起こさせる原動力は気圧差であり,坑内外の気温の差があるために自然に生ずる圧力差が坑内通気の原動力となる場合を自然通気といい,扇風機によって人工的に圧力差をつくって坑内通気を行う場合を人工通気(機械通気)という。機械通気方法としては,扇風機を排気坑口に設置して,この扇風機によって生ずる負圧(大気圧以下の気圧)で坑内の空気を吸い出すようにするのが普通である。…
※「自然通気」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」