世界大百科事典(旧版)内の自然間引きの言及
【間伐】より
…一方,樹木は年々高くなるので幹の太り方が少なくなり,太さのわりに高い木となり,風や雪に弱くなり,材木として利用する場合にも不利となる。一方せり合いに負けた劣勢な木にはしだいに光が当たらなくなり,生長が衰えてついには枯れるようになるが,この現象を自然間引きという。 間伐にあたっては,どのような木をどのくらい切るかを決める。…
【植物群落】より
…若い群落が発達するにつれて弱小(被圧)個体が枯死し,群落の密度が低下する現象は,雑草群落でも森林でもしばしば観察される。この現象は自然間引きself‐thinningと呼ばれる。自然間引きが進行している純群落では,個体密度ρと平均個体重WにWρ3/2=定数という関係が成立することが吉良竜夫らによって経験的に見いだされた。…
※「自然間引き」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」