世界大百科事典(旧版)内の自由の息子の言及
【アメリカ独立革命】より
…従来本国議会による植民地人に対する直接の課税はなかったので,この税は植民地人の強い危惧を引き起こし,アメリカ全土に反対運動が起こり,65年10月にはニューヨークで9植民地の代表が会して印紙税法会議を開き,本国に対し抗議を行う。各植民地において,反英抗争の組織として〈自由の息子Sons of Liberty〉が形成され,印紙販売人を脅かして辞職させ,イギリス商品の非買運動を実効化するなど,実力を伴った行動に出るにいたる。このイギリス商品のボイコットに打撃を受けたロンドン商人の圧力により,印紙税法は66年3月廃止され,砂糖税法も修正された。…
※「自由の息子」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」