自由律短歌(読み)じゆうりつたんか

世界大百科事典(旧版)内の自由律短歌の言及

【自由律】より

…自由律とはこの定型律に拘束されることなく,1句の音数も1編の句数も自由とし,したがって自由な音律によろうとするものをいい,非定型ともよばれる。
[自由律短歌]
 短歌の用語に口語を用いようとする口語歌運動は明治30年代(1897‐1906)におこり,大正期には歌壇の一部にかなりの隆盛を示したが,本来文語によって成りたった5句31音の定型律を,言語組織の異なる口語によって踏むことには多くの困難があった。そのことから定型を破壊して自由律によろうとする動きが,大正末期からあらわれた。…

※「自由律短歌」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」