自転速度(読み)じてんそくど

世界大百科事典(旧版)内の自転速度の言及

【自転】より

… 自転する恒星を分光観測すると,星の表面の一方の側はわれわれに近づき,他方は遠ざかるから,ドップラー効果により,近づく側から発する光は本来の波長より短く,遠ざかる側は長く観測される。観測したスペクトル線は自転速度の大きいほど浅くて広くなり,この幅から自転速度vが出せる。ただし,自転軸と視線のなす角をiとすると,求められた自転速度はvsiniの形となるので注意が必要である。…

※「自転速度」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」