世界大百科事典（旧版）内の興聖寺派の言及
【臨済宗】より
…白隠は峻烈な公案禅の挙揚と，卓越した指導力によって
林（こうりん）派と呼ばれる大門派を形成し，日本の臨済中興の祖と仰がれ，以後，臨済僧の法系はことごとく白隠の流れをくむことになった。現在では，天竜寺派，相国寺派，建仁寺派，南禅寺派，妙心寺派，建長寺派，東福寺派，大徳寺派，円覚寺派，永源寺派，方広寺派，国泰寺派，仏通寺派，向嶽寺派，興聖寺派がある。なお，江戸時代に来日して黄檗（おうばく）宗を開いた隠元隆琦も，無準師範の法系に属する臨済禅僧であった。…
※「興聖寺派」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典｜株式会社平凡社「世界大百科事典（旧版）」