世界大百科事典(旧版)内の舞処の言及
【舞台】より
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[日本における舞台の変遷]
記紀神話の天鈿女(あめのうずめ)命の岩戸の舞の記述に見られるように,原始,古代においては特定の舞台はなく,自然の地形を利用して野外の空地が使われたものと考えられる。祭りや神事において,芸能が行われる野外の道・空地・庭や,土間・座敷などを〈舞処(まいど)〉というが,これらの場所も舞台と考えていい。一定の様式をもった建物としての舞台の嚆矢(こうし)は,奈良・平安時代の舞楽の舞台であるといわれている。…
※「舞処」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」