世界大百科事典(旧版)内の舟居斎の言及
【雪村】より
…16世紀初め常陸(茨城県)太田の戦国武将佐竹氏の一族の長子として生まれたが,家督を奪われて出家し,禅僧となり,法諱(ほうき)を周継といった。もっぱら画の修業に励み,別号を中居斎,舟居斎,鶴船と称した。会津,小田原,鎌倉など東北,関東の各地を遍歴するが,その間,会津の蘆名盛氏や小田原の北条氏康・氏政などの戦国大名,早雲寺開山の以天宗清(いてんそうせい),同2世の大室宗碩(だいしつそうせき),円覚寺第151世の景初周随などの知遇を得て,画人として大成していった。…
※「舟居斎」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」