世界大百科事典(旧版)内の船員中央労働委員会の言及
【海上労働】より
… 船員の労働組合である全日本海員組合(海員と略称)は,戦前から横断的労働協約を結んだ実績をもち,企業別組合が支配的な日本にあってほとんど唯一の横断的労働組合組織として,海上労働における労使関係と労働条件の決定にきわめて大きな影響力を行使している。船員中央労働委員会,船員地方労働委員会は,船員にかかわる不当労働行為の救済等を通じて労使紛争の解決にあたるほか,最低賃金の決定および職業安定関係事項について審議する。港湾労働船員【保原 喜志夫】。…
【労働委員会】より
…労働大臣の所轄で,東京に設置)がある。そのほかに,船員については,船員地方労働委員会(運輸大臣の所轄で,各海運局ごとに設置)と船員中央労働委員会が,また,公共企業体等の労使関係を対象とするものとして公共企業体等労働委員会(公労委)がある。これら各委員会の機構,権限については若干の相違がみられる。…
※「船員中央労働委員会」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」