船型学(読み)せんけいがく

世界大百科事典(旧版)内の船型学の言及

【船型】より

…ただし,空気の密度は水の密度の約1/800程度で,船体が空気から受ける抵抗は相対的にかなり小さいので,水面上の形状に対する流体力学的な考慮が払われることは少なく,せいぜい船橋の形状に丸みをもたせることなどが現実に行われる空気抵抗減少法である。水から受ける抵抗を最小にする水面下の船体形状を求め,効率が最大になる推進器の要目と形状を求め,さらに船体と推進器との相互干渉を最適にするための船舶工学の一学問分野を船型学といい,抵抗論と推進論とから成り立っている。
[船の抵抗]
 船体が平水中を直進するときに受ける抵抗は,水の粘性による粘性抵抗と水面に波を造ることによる造波抵抗とに分けられる。…

※「船型学」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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