世界大百科事典(旧版)内の色素性梅毒疹の言及
【梅毒】より
…頭髪が全体にまばらに脱落する型と,後頭部や側頭部につめの大きさの円形または楕円形の脱毛部が多数発生する型がある。このほか白斑や色素沈着などでメラニンの異常も発生し,うなじ(項)や頸,体幹の皮膚の色素が減少して白斑となる梅毒性白斑leucoderma syphiliticumや,色素が増えて斑となる色素性梅毒疹syphilis pigmentosaが生じたりする。また第2期梅毒の粘膜の症状としては,扁桃が赤くなり,しわがれ声になる梅毒性扁桃炎angina syphiliticaと口腔の粘膜が部分的に灰白色となる粘膜斑mucous patchがある。…
※「色素性梅毒疹」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」