色里流行歌(読み)いろざとはやりうた

世界大百科事典(旧版)内の色里流行歌の言及

【小歌(小唄)】より

…隆達節を端緒として,寛永(1624‐44)ころには京都で弄斎節(ろうさいぶし),江戸で片撥(かたばち),明暦・万治(1655‐61)には京都島原で投節(なげぶし),江戸吉原でつき(ぎ)節,大坂新町で籬(まがき)節などが流行する。いずれも旋律は明らかではないが,小歌は色里から歌い出されたので,のちには〈色里流行歌(はやりうた)〉と総称されるようになる。なお《歌舞妓事始》(1762)には,小歌の作者や歌手の名前が記されているが,その小歌の曲名はこんにちの地歌や長唄をも含むから,小歌という概念は,物語性のある浄瑠璃と対立して用いられていたのかもしれない。…

※「色里流行歌」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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