花月菴流(読み)かげつあんりゅう

世界大百科事典(旧版)内の花月菴流の言及

【煎茶道】より

…もっとも笠原方巌や梅樹軒売茶東牛のように売茶翁の2代目,3代目を自称するものもいた。売茶翁と親しかった大典禅師を2世,その煎茶仲間の聞中禅師を3世とし,みずからを高遊外翁3世の伝統を継ぐとしたのが田中鶴翁であり,初めて家元を称し花月菴流を開き今日5代目に至っている。小川可進は,初めとくに流派を名乗ることはなかったが,その独自な煎茶技法が評判を得,洛中に可進流の名で知られるにいたった。…

※「花月菴流」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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