《花箋伝》(読み)かせんでん

世界大百科事典(旧版)内の《花箋伝》の言及

【ベトナム】より

…同時に民衆的伝統文化が文人の台頭する時流の中で尊重され,口承詩の詩体を採用しチュノムで書かれた六八体長編詩が急速に発展した。グエン・フイ・トゥ(阮輝似)の《花箋伝》を初期の代表作とするこの長編詩は,グエン朝初期にかけて数百行から800以上のスタンザを含む三千数百行に及ぶ作品が数多く出現し,読書人にもてはやされた。主要作品が中国の通俗小説の韻文訳で,チュノムの読解に該博な漢字の知識を必要としたため,当初から国民文学として広く民衆に普及したわけではなかった。…

※「《花箋伝》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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