花粉喘息(読み)かふんぜんそく

世界大百科事典(旧版)内の花粉喘息の言及

【花粉症】より

… 花粉症の症状は,花粉によって感作され,抗体が産生された状態に,再び抗原(花粉)が侵入すると,抗原抗体反応によりヒスタミン,ロイコトリエンなどの化学伝達物質が遊離されることによって起こり,鼻症状(鼻のかゆみ,鼻汁,くしゃみ,鼻づまりなど),眼症状(眼のかゆみ,流涙,結膜炎症状など),咽喉症状(のどのかゆみ,不快感,咳など),消化器症状(食欲不振,悪心,嘔吐,下痢など)のほか,全身症状として倦怠感,脱力感,発熱などが出現する。花粉によって喘息(ぜんそく)が起こるものを花粉喘息というが,末梢気道までは花粉が到達しにくいために発作は起こりにくく,頻度は少ない。 近年,スギ花粉症の患者が多発している。…

※「花粉喘息」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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