世界大百科事典(旧版)内の苛性割れの言及
【応力腐食割れ】より
…日本では,1962年にLPG(液化プロパンガス)貯蔵用球形タンクに割れが発見されたのを契機として研究が進み,LPGの中の微量硫化水素の除去が有効な防止策となった例がある。
[苛性割れ]
高温高濃度の苛性ソーダ溶液中でおこる粒界割れを苛性割れという。古くは苛性脆化という言葉が使われたが,メカニズムとしては活性経路割れであり,水素脆化ではないとされている。…
※「苛性割れ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」