《若きベルギー》(読み)わかきべるぎー

世界大百科事典(旧版)内の《若きベルギー》の言及

【ベルギー】より


【文化】
 現在のベルギーにあたる地域では,中世以来16~17世紀にいたるまで,都市の発展に支えられて美術や音楽の分野で目ざましい活動が見られたが,その後,文化的活動は沈滞し,やっと1830年の独立後,フランス語系文学(ただし,作家の多くはフラマン系)が世界的名声を博した。その先駆はド・コステルCharles De Coster(1827‐79)(《オイレンシュピーゲルの伝説と冒険》)で,1881年から《若きベルギーJeune Belgique》誌によったベルハーレン,ロデンバック,メーテルリンクなどが,象徴主義の画家たちとも交流して,その全盛時代を築いた。フラマン語では,コンシャーンスHendrik Conscience(1812‐83)が,歴史小説《フランドルの獅子》(1838)でフラマン民族の覚醒を促し,ヘゼレも抒情詩で名高い。…

※「《若きベルギー》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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