世界大百科事典(旧版)内の《若く逝きし者》の言及
【シッランパー】より
…邦訳《聖貧》)が出世作となった。続く10年間短編小説を書いた後,シッランパーの名を世界的に広めた《若く逝きし者》(1931)が発表された。農家の若い病弱な末娘がほほえみを浮かべながら迎える死とフィンランドの自然の美しさが一体化され,リアリズムの中にメーテルリンクの影響による神秘主義の漂う作品である。…
※「《若く逝きし者》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」