苦土カンラン石(読み)くどかんらんせき

世界大百科事典(旧版)内の苦土カンラン石の言及

【カンラン石(橄欖石)】より

…重要な造岩鉱物の一つであり,斜方晶系に属し,化学組成はR2SiO4(ここでRはMg,Fe,Mn,Caなど)で表される一群の鉱物の総称である。端成分はフォルステライトforsterite(苦土カンラン石)Mg2SiO4,フェアライトfayalite(鉄カンラン石)Fe2SiO4,テフロアイトtephroite(テフロ石)Mn2SiO4とモンチセライトmonticellite CaMgSiO4と名付けられている。天然産のもののほとんどすべてはフォルステライトのMgのうちの一部分(5~40%)がFeによって置換されたものであり,それらのものを単にカンラン石(フォルステライト‐フェアライトの固溶体系列)と呼ぶことが多い。…

【フォルステライト】より

…苦土カンラン石とも呼ぶ。化学成分Mg2SiO4で示されるカンラン石族の鉱物であるが,Mgの10%までをFeで置換したものを,一般にフォルステライトと呼んでいる。…

※「苦土カンラン石」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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