范睢(読み)はんしょ

世界大百科事典(旧版)内の范睢の言及

【遠交近攻】より

…中国,戦国末の秦の外交政策。魏の人范雎(はんしよ)が考案し,秦の昭王(在位,前307‐前251)に進言したもの。秦にとって斉のような遠い国とは友好関係を結び,魏など近隣の国からまず攻撃を加え,近隣の国を下して漸次遠国を征服するという,いわば外交・軍事両面併用の策である。当時,秦の東進にともなって列国間では合従(がつしよう)や連衡などの外交策がめまぐるしく展開された(合従連衡)が,秦は遠交近攻策を採用して着実に地歩をかため,統一に向かって大きく前進した。…

※「范睢」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android