荻野氏(読み)おぎのうじ

世界大百科事典(旧版)内の荻野氏の言及

【四座雑色】より

…江戸時代,京都町奉行のもとで治安維持や公武の諸儀式の警固,囚人の監督等に従事した町役人。五十嵐,荻野,松村,松尾の4氏が統括したので四座と称した。四座雑色の起源は室町幕府で京都の検断を行った侍所の小舎人雑色にもとめられるが,江戸幕府による京都支配機構の末端に組み入れられたのは1601年(慶長6)板倉勝重が四座に四方内を分担させて以来のことである。もとは荻野,五十嵐の2氏のみであったが,足利義政のころに松尾,松村の2氏が加えられた。…

【丹波国】より

…この事件は同年4月の明応の政変に影響を与え,山城国一揆とともに当時の支配層に恐怖感を植えつけたのである。この国一揆で須智氏,久下氏ら有力国人の多くは弾圧され,あるいは没落し,わずかに荻野氏ひとりが氷上郡に勢力を保った。 国一揆鎮圧後まもなく上原氏も細川内衆の対立から没落し,守護代には内藤氏が還補された。…

※「荻野氏」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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