世界大百科事典(旧版)内の《葛川明王院史料》の言及
【明王院】より
…行者は参籠の際,牌伝(ひで)と呼ばれる卒塔婆に年号や法名を書いて収め,1204年(元久1)を最古として500本に上る参籠札がのこされている。また平安時代以来の3000点以上の古文書を蔵し,中世の部分は《葛川明王院史料》として出版され,中世山村生活の貴重な研究対象となっている。本堂には千手観音・不動明王・毘沙門天の特異な三尊をまつり,鎮守の地主神社は室町後期の蟇股(かえるまた)をそなえた建築である。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」