世界大百科事典(旧版)内の蒸気タービンサイクルの言及
【原子力発電】より
…核分裂生成物は核壊変し,これに伴う崩壊熱が長期間にわたって発生するので,原子炉停止後も崩壊熱を適切に除去してやる必要がある。熱を電力に変換する原理は火力発電の場合と同じであり,作動流体である水の熱力学的な状態の変化の過程を利用して,熱の一部を力学的な仕事に変え,この仕事をさらに電力に変えていくものであって,この場合の熱力学的な一連の状態変化の過程を蒸気タービンサイクルあるいは提唱者の名を冠してランキンサイクルと呼んでいる。原子力発電では,蒸気は原子炉内で直接に作られる(直接サイクル。…
※「蒸気タービンサイクル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」