《蕉門一夜口授》(読み)しょうもんいちやくじゅ

世界大百科事典(旧版)内の《蕉門一夜口授》の言及

【俳論】より

… 芭蕉の没後,洒落俳諧,譬喩俳諧の流行が招いた俳風の低俗さを克服するため,〈芭蕉に帰れ〉が合言葉となった(天明俳諧)。貞享期(1684‐88)の古風に帰ることを主張した麦水の《蕉門一夜口授(くじゆ)》(1773),自然の姿を重んじ私意を排すべしとする白雄の《加佐里那止(かざりなし)》(1771),《冬の日》《春の日》の高邁を慕い,俗語を用いて俗を離れることを説いた蕪村の《春泥句集》序(1777)などが名高い。 明治以降,俳文学の近代化をめざした正岡子規は,《獺祭書屋(だつさいしよおく)俳話》(1893)などで芭蕉の偶像化を批判し,伝統的な連句形式や月並俳諧を否定した。…

※「《蕉門一夜口授》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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