世界大百科事典(旧版)内の薄囊シダ類の言及
【シダ植物(羊歯植物)】より
… シダ類のうちで,真囊性のものは古生代のうちに多様化し,そのうちで現在まで生き続けているのがリュウビンタイ類とハナヤスリ類である。現生のシダ類の大部分は薄囊シダ類であるが,この仲間は中生代のジュラ紀以後に急速に分化してきたもので,発展してきたのは被子植物とほとんど同時代である。大型爬虫類が繁栄していた中生代をシダ植物の時代などということがあるが,このころには,裸子植物の一群であるシダ状種子植物(シダ種子類)が繁茂しており,薄囊性のシダ類はまだよく分化していなかった。…
※「薄囊シダ類」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」