世界大百科事典(旧版)内の薪売の言及
【燃料】より
…薪は共有山などから得たが,薪の乏しい平野村や漁村では稲藁や松葉,松毬(まつかさ)も用いられた。佐渡の海府地方では子どもが松毬を拾い集めて相川町内に売り歩く風もみられたし,京都大原女の薪売は頭上運搬でも有名だが,町場では薪を買い求めることが多かった。薪売の行商を関西では〈ハツリ売り〉,関東では〈コッパ売り〉,東北地方では〈バイタ売り〉と呼んでいた。…
※「薪売」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」