世界大百科事典(旧版)内の薬麴の言及
【中国酒】より
…(2)小麴(しようきく) 粉砕したうるち米,小麦,米ぬかなどに水を加えて練り固め,直径2~3cmの球状にして,既製の小麴の粉末を塗りつけ,菌を培養するもので,形が小さいためこの名がある。また,原料を練り固める水に,あらかじめ数種あるいは数十種の漢方薬を浸し,その成分を抽出したものを用いるので,薬麴,酒薬とも呼ばれる。培養される微生物の種類は大麴と大同小異だが,漢方薬の成分が有害菌を防ぎ,有用菌の繁殖を助け,生成酒に特有の香気を付与するという。…
※「薬麴」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」