藤井好直(読み)ふじいよしなお

世界大百科事典(旧版)内の藤井好直の言及

【風土病】より

…なかでも最も被害の大きかったのは恙虫病で,秋田,山形,新潟3県に注ぐ河川の流域が病巣地であった。これに次ぐ被害を与えたのは日本住血吸虫症で,江戸後期の医師藤井好直が《片山記》(1847)に記録しており,〈片山病〉ともいわれ,広島県の片山盆地のほか,山梨県の甲府盆地などの水田地帯に広がっていた。また同じころ医師本間棗軒(そうけん)(玄調)が《瘍科秘録》(1837)に記した〈食兎中毒〉は,今日ツラレミアと呼ばれる野兎(やと)病であった。…

※「藤井好直」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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