藤原氷上娘(読み)ふじわらのひかみのいらつめ

朝日日本歴史人物事典 「藤原氷上娘」の解説

藤原氷上娘

没年:天武11.1.18(682.3.2)
生年:生年不詳
7世紀,天武天皇夫人藤原鎌足の娘で,同じく天武天皇の夫人となった五百重娘の姉。但馬皇女を生む。氷上大刀自,氷上夫人,藤原夫人とも。宮中で亡くなったといい,急死であったらしい。9日後に葬られたという赤穂の地は奈良市,桜井市,広陵町などに比定される。氷上の名は丹波国氷上郡(兵庫県氷上町)にちなんだものと思われ,妹五百重娘の子孫が氷上真人を名乗っている。『万葉集』に歌が残る。

(児島恭子)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「藤原氷上娘」の解説

藤原氷上娘 ふじわらの-ひかみのいらつめ

氷上娘(ひかみのいらつめ)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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