朝日日本歴史人物事典 「藤原頼資」の解説
藤原頼資
生年:寿永1(1182)
鎌倉前期の公卿。父は権中納言兼光。母は法印院慶(院尚とも)の娘。広橋家の祖。勘解由小路,四辻と号す。兄の資実が九条家に仕えたのに対し,近衛家に仕えて実務官として累進した。極官は権中納言。文暦2(1235)年出家,法名信寂。日記のごく一部が伝えられているが,同僚の貴族への辛辣な批評をみることができる。
(本郷和人)
出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報
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