藤原頼資(読み)ふじわらのよりすけ

朝日日本歴史人物事典 「藤原頼資」の解説

藤原頼資

没年:嘉禎2.2.30(1236.4.7)
生年:寿永1(1182)
鎌倉前期の公卿。父は権中納言兼光。母は法印院慶(院尚とも)の娘。広橋家の祖。勘解由小路,四辻と号す。兄の資実が九条家に仕えたのに対し,近衛家に仕えて実務官として累進した。極官は権中納言。文暦2(1235)年出家,法名信寂。日記のごく一部が伝えられているが,同僚貴族への辛辣な批評をみることができる。

(本郷和人)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

関連語 広橋頼資

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android